皆さん、こんにちは。今日は2024年6月の最近読んだ本について、皆さんにご紹介したいと思います。
余談ですが、私はいつも本屋さんへ行くと、ついつい何冊も本を買ってしまいます。それゆえ、家が積読の山になってしまうのがオチでして、家の本棚にはおそらく何千冊もの本があります。ちゃんと数えたことはないですけどね。たまに捨てることもありますが、最近は引越しが大変なので、できるだけ電子書籍を買うように心がけています。
Contents
影響力の武器
ロバート・B・チャルディー二(社会行動研究会訳)『影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか [第三版]』、誠信書房、2014年。
こちらの本を知ったきっかけは、YouTubeでメンタリストのDaiGoさんが昔おすすめしていて、知りました。知ってからというものの、今まで読んでなかったのは、とにかくこの本500ページ近くもあるもので、なかなか読む勇気が出なかったからです。
この本は、科学的根拠に基づいて、社会心理学の観点から、社会で悪質なセールスマンに騙されたり、丸め込まれたりしないために、人がどのような対策をすれば良いかについて紹介されています。
逆に言えば、人間の心理メカニズムをわかっていれば、マーケティングなどの企業戦略に活かせるという内容です。
1つこの本を読んで、私が当てはまると思う例を出してみましょう。
よく女性は、エルメスのバーキンを買うのが夢だと言いますが、
バーキンはなかなか手に入らないし、値段も他のバックと比べてすごく高価ですね。
でも、皆さん開店前からお店に並んだり、何店舗もお店を回って手に入れようとします。
これは、品薄な商品ほど欲しくなる原理と高いものほど価値があるように感じる原理が働いています。
私は、この本を自分に初対面でいい印象を持ってもらう為の対策に活用できるなと思っています。
例えば、この人と仲良くなりたいなと思えば、その人と似たような行動をとって、好意を持ってもらったり、相手に合わせて服装を変えることで、良い印象を持ってもらおうとすることができますね。
ちなみに、なぜ今この本を読んだかというと、この本大学院の論文に役立ちそうだなと判断したからですね。まだ具体的には何も決まっていないですけど、今から考えておいた方がいいそうなので、参考までに読んでいました。
FACTFULNESS
ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド(上杉周作・関美和訳)『ファクトフルネス FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』、日経BP社、2019年。
この本は、何年か前に流行って、本屋さんに平積みにされていたと記憶していますが、積読本の中に入っていて、なかなか読んでいませんでした。今暇なので、積読本を減らそうと思って、読み始めてみたわけですが、案外読む価値はありましたね。
世界は大きく変化して、貧困問題や環境問題など段々と改善されてきているのに、人々は、環境が悪くなっていく一方だと勘違いしているそうです。データを正しく認識して、自分の中の情報をアップデートしていく重要性について述べています。
日々マスメディアが、良くないニュースを流布しているので、世界は悪くなっていっているんじゃないかと考えがちですが、それは思い過ごしだということに我々は気づかなければならないですね。
情報リテラシーを考える上では、必読書ですね。
自白
Gackt『自白』、光文社、2003年。
これは、完全な私の趣味ですが、GACKTさんの生き方は芸能人の中でいちばんかっこいいと思っているんですよね。これは小さい時からずっとかっこいいなと思っていて、今も変わらないです。
ただ、昨年2023年に自白の続編が出たので、これを機に本作を読んでみたいと思って、買ってみました。多分この本、もう絶版だと思うので、私はAmazonで中古で入手しました。
この本は、GACKTさんの幼い時から、ソロになってからの話まで、小説感覚で書かれてあります。
GACKTさんの人生に一切の妥協を許さずに、本気で生きている様子を感じ取れると思います。
GACKTさんは、MALICE MIZERを脱退して、ソロとして活動していく中で、ものすごい苦労をしていると思うんですね。そんな状況で、ソロの歌手として、戦略的に自分を売り込んでいく方法を考えて実行してた結果、男性ソロアーティストとして、『オリコンランキングTOP10獲得作品数』において、日本首位1の記録を達成したのが、誰にも真似できないことですよね。
そんなGACKTさんの生い立ちを知るには、この本を読んでみるのがいいと思います。
自白Ⅱ
GACKT『自白Ⅱ』、光文社、2023年。
この本は、前回の自伝の2作目で、活動休止中のお話から上杉謙信や恋愛の話まで幅広く書かれています。
これは私の感想ですが、自白の1作目では、文章的にかなり小説みたいな物語調の優しい感じで、どこか繊細な人なんだなという印象を受けました。でも今作は、すごく自信に満ち溢れたような強い口調で、書かれていると感じましたね。色々経験すると人って強くなるんだなと思いました。
緒形拳さんとの出会いのお話は、この本の中で1番好きです。緒形拳さんがガンを患っていて、体調も優れないのに、GACKTさんに手取り足取り演技について、教えてたそうです。そういう人の温かさとか、いいなって思います。素敵な師匠に出会ったことは、紛れもなく宝物ですよね。
他にも色々書きたいけれども、あまり言うとネタバレになっちゃうから、この辺にしておきますね。
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